YOH消防士の資産運用・株式投資

消防士の資産運用、株式投資、仕事について紹介しています。

公務員や会社員が資産形成で年末にやるべきこと

資産形成で大切なこと

 資産形成で大切なことは、現状を把握することです。

 ・収入

 ・支出

 ・資産運用成績

 ・年間資産増減額

 ・資産額

 ・資産額の内訳

 ・借金額

 ・総資産額

 これらを把握しなければ、自分の資産運用の方向性が正しいのか確認することができないからですね。これらをしっかりと把握していれば、自分の立ち位置を確認することができ、目標から遠ざかっていれば、軌道修正することができます。

 これらの項目を確認することは、時間がかかります。しかし、年に1度は確認しておく必要があります。

 ・現状把握

 ・来年の目標を立てる

 この2つを年末にやっておくと、来年の資産運用をスムーズにはじめてることができます。今回は、公務員や会社員が資産形成でやるべきこととして、現状把握、来年の目標を立てることについて考えてみたいと思います。

現状把握

 年末に資産状況の現状把握をすることは非常に大切です。毎月家計簿をつけている世帯であっても、1年間のトータルで収支や資産運用成績を確認しておく必要があります。

 ・自分はどれくらいの金額を投資や貯蓄に回すことができたのか

 ・投資に資産投下した額はいくらだったのか

 ・資産と借金はどれくらいあるのか

 ・総資産額はいくらなのか

 これらをしっかりと把握する必要があります。公務員や会社員世帯で大切なことは、総資産額がマイナスにならないことです。

【世帯A】

 ・貯金 50万円

 ・有価証券 50万円

 ・総資産 100万円

【世帯B】

 ・貯金 500万円

 ・有価証券 500万円

 ・家の資産価値 1500万円

 ・家の借入金 3,000万円

 ・総資産 -500万円

 世帯Aは賃貸住宅暮らしで借金がないが、貯金と有価証券の合計が100万円、総資産プラス。

 世帯Bは持ち家で貯金と有価証券も高額保有。しかし、家の借入金も高額で総資産はマイナス。

 この場合、世帯Bの方が貯金、有価証券、持ち家を保有しており、世帯Aよりもお金持ちのように感じますが、実際にお金持ち(総資産額が上)なのは世帯Aです。総資産がプラスだからですね。

 実際の生活でも世帯B(総資産-500万円)はそれほど危機感無く生活しているケースが多いですね。しかし、総資産がマイナスというのは、世帯の資産状況に対して危機感を持つ必要があります。

 ・仕事を首になる

 ・けがや病気をして働けなくなる

 ・給料が激減する

 ・有価証券の評価額が著しく下がる

 このようなことがあった場合、総資産がマイナスでは生活が成り立たなくなる可能性が高いのです。一方で世帯A(資産額100万円)資産規模が小さくとも、総資産がプラスの場合、キャッシュフローに滞りや減少が発生しても、柔軟に対応することができます。

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出典 DODA

来年の目標を立てる

 公務員や会社員が資産形成で年末にやるべきことの2つ目は「来年の目標を立てる」ことです。(ここでは金銭的な目標のみをフォーカスしています)

 ・収入

 ・支出

 ・資産運用成績

 ・年間資産増減額

 ・総資産

 このあたりの数字を考慮しつつ、来年の目標設定をする必要があります。

 ・総資産○○万円にする

 ・年間でリスク資産に○○万円資産投下する

 私が立てる目標はこの2つです。私は長期のインデックス投資を軸にして、そこに資産投下することをメインとしているので、リスク資産を自分でコントロールすることが難しいのですね。

 ・運用成績

 ・利回り

 これらをコントロールすることができない以上、運用成績を上げるには、投下資産を増やしていくだけとなるのです。そして、これを3段階に分けて目標としています。

 ・最低限の目標

 ・普通に生活と資産運用した場合の目標

 ・最高到達点としての目標

 この3つに分けて目標を立てるようにしています。近年のように、米国株指数の状況が良ければ、思いがけず早く目標をクリアしてしまえば、資産運用に緩みが出てしまうからですね。

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長い先々を見据えるには、近くの目標が必要。目標設定に必要なことは現状把握。

YOHの考え

 公務員や会社員が資産形成をするために最も大切なことは、現状把握することです。

 ・世帯の金銭的な現状を把握

 ・総資産がマイナスの場合、早急に改善する必要がある

 ・現状改善のために実現可能な目標を立てる

 これを年末にすることによって、来年1年間を有効に使うことができると私は考えています。

 ・資産状況はよくわからないがとりあえず株式投資

 ・目標はないけど、みんながおすすめしているからNISAとiDeCoをする

 右肩上がりに資産が上昇していく時はこれで問題ないのですが、停滞や暴落は必ず訪れます。そんな時、確かな目標がないと、自分でも考えられないような行動を取ってしまいます。

 ・長期投資をしていたが、有価証券を全て売却

 ・インデックス投資をしていたが、それを売却して値が落ちている個別株を大量購入

 目標や軸が定まっていても、このような行動はとってしまう可能性はありますが、現状把握や目標は思わぬ行動の大きな抑止力になり得るのですね。

 自分の資産の整理ができていると、年明けから気持ちよく資産運用をはじめることができると、私は考えています。ご覧いただきありがとうございました。

私の資産形成の目的は老後資金の捻出です。それについては、着実な長期投資が最も適していると考えています。

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