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メルペイスマート払いの与信残高減少について

メルカリの与信残高が100円になる

 昨年からSNSで話題になっているのが、メルカリの決裁サービスのひとつである「メルペイスマート払い」の限度額が突然100円になったという報告です。

 このような報告が相次いでいるということです。メルカリはインターネットのフリーマーケットサービスで、月間2,000万人以上が利用しています。

 今回はメルカリの後払いサービスの仕組みと与信残高の減少について考えてみたいと思います。

メルカリの決裁方法

 メルカリの決裁方法は全部で13種類あります。大きく分けると先払いと後払いに分かれます。

 先払い・・・コンビニ払い、ATM払い、売上金(メルペイ)払い

 後払い・・・カード払い、メルペイスマート払い

 全てを列挙しませんが、このように分かれます。私の印象では最もよく使われているのは、売上金(メルペイ)払いですね。

 ・設定をすれば自分の売上金をそのまま使うことができる

 ・紐づけた銀行口座やATMなどから残高をチャージできる

 ・商品を購入した場合、即支払いができて取引がスムーズに行える

 メルペイ払いにはこのようなメリットがあるからですね。コンビニ払いやATM払いは実店舗に行って支払いを済ませるまで取引が開始されないので、出品者から嫌がられる傾向があり、購入者も手数料として100円かかるため、双方にメリットがないということです。

 そして、今回突然100円になったと話題になっているのが、メルペイ払いを後払いにする「メルペイスマート払い」です。

メルペイスマート払い

 メルペイスマート払いはザックリと言ってしまえば、メルカリのアプリ上でお金を借りることができるサービスです。

 ・少額融資(20万円まで)

 ・審査は年収や信用情報だけではなく、メルカリの取引実績も加味

 ・支払い方法は翌月一括払いか定額払い

 このような特徴がある支払い方法です。

出典 メルカリ

 使う場合はこのような画面でコード決裁することができます。この画面の場合、使える枠を1万円に設定していますが、与信残高は0.5万円~20万円を選択することができます。

 ・年収が高い

 ・信用情報にキズが無い

 ・メルカリの取引でトラブルが無い

 ・紐づけ銀行口座に十分な預金がある

 このような状態であれば上限の20万円の与信残高があると考えてよいということですね。カードローンや消費者金融と比較すると、少額融資の割に審査が厳しいというのが私の印象です。

 そして、このメルペイスマート払いで最も慎重に使う必要があるのは「定額払い」です。これはクレジットカード決済で言うところのリボ払いに相当します。

 ・支払額が毎月一定になる

 ・利率は最大15%/年

 このような特徴がある支払い方法です。これはよく考えて使う必要がある決裁方法だということです。

出典 株式会社メルペイ

与信残高が100円になるとは

 このメルペイスマート払いの与信残高が20万円から100円になったケースは様々な理由があると言われていますがそのひとつがAI与信です。

 2020年6月にクレジットカードや後払い決済などに関連する割賦販売法が改正されて2021年4月1日から施行されました。

 この改正割賦販売法の規制緩和により「認定包括信用購入斡旋業者」が創設されています。これによって、斡旋業者はビッグデータやAIを活用した与信審査だけで与信枠を決定できるようになる」と言うものです。

 メルペイの与信残高が100円になるといった報告は昨年夏ごろから見かけるようになったことから、メルペイはこのAI与信を導入しているということです。

 ・信用情報にキズが無い

 ・メルカリの取引に大きな問題が無い

 このような方でも何らかのケースでAI与信に少額融資不適格と認定されている可能性があるということです。

普通にメルカリを使う分にはメルペイスマート払いは使わない。

YOHの考え

 メルカリを快適に利用するには使う使わないに関わらず、メルペイスマート払いの設定をする必要があります。しかし、普通にメルカリを利用する分にはメルペイスマート払いを使うことはまずありません。

 ・メルカリで購入するのは贅沢品や趣味のもの

 ・中古で高額なものを写真だけ見て購入することはない

 メルカリでの買い物はこのような特徴があるからですね。メルカリでは食料品や日用品などの生活必需品を買うことはあまりないということです。そして、贅沢品を購入するためにメルペイスマート払いのような少額融資を利用することは避けた方がよいということです。

 贅沢品や浪費の支出は給料などの余剰資金から捻出することが本質的だからですね。

 そして、矛盾しているようですが、メルペイスマート払いのような少額融資を積極的に使っている方というのはAI与信判定でよい評価を得られるとは考えにくいということです。

 ・ブランドバックを購入するために少額融資を繰り返し利用している

 ・メルペイスマート払いの定額払い(リボ払い)を常に利用している

 このような方にお金を貸すことができるかと考えれば、支払いが滞っていなくても貸しにくいというのが一般的な考えだということです。メルペイスマート払いを積極的に利用している方は、そのような判定をAIにされている考えることができるということです。銀行融資と同じで、銀行が100万円を貸したい人というのは、100万円持っている人だということです。

 ・メルカリはよいフリーマーケットアプリである

 ・メルペイスマート払いは使ってはいけない

 私としてはこのように考えています。メルペイスマート払いの与信残高については使う必要がなければ気にする必要はありません。資産形成で大切なことは色々ありますが、そのひとつはリボ払いを使わないことだと私は考えています。

 ご覧いただきありがとうございました。

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