YOH消防士の資産運用・株式投資

消防士の資産運用、株式投資、仕事について紹介しています。

株式投資よりも先にするのは「守りのさらに守りの資産形成」

株式投資による資産運用

 資産形成には主に2つの方法があります。

 ・攻めの資産形成

 ・守りの資産形成

 この2つですね。株式投資や不動産投資、暗号通貨取引などのリスクの高いものは攻めの資産形成の代表的なものと言ってよいですね。

 一方で、リスクの低い守りの資産形成は預貯金や日本国債などですね。

 まぁ、人によっては不動産投資は守りだという人もいれば、日本国債は攻めだと考える人もいるでしょうが、ザックリとした認識として資産形成には攻めと守りがあるということです。

 そして、現在人気があるのが攻めの資産形成である資産運用ですね。その中で特に人気があるのが株式投資です。

 ・iDeCo

 ・NISA制度

 この2つは国が用意してくれている株式投資の税制優遇制度で、利用する人の数を急速に伸ばしています。

 そして、いま最も人気のある株式投資手法のひとつが長期のインデックス投資です。

  インデックス投資とは、長期的に右肩上がりの指数をベンチマークとしている金融商品に、長期的に資産投下する投資手法です。

 ・時間分散

 ・銘柄分散

 ・地域分散

 このようにリスクをできるだけ分散させることによって、長期的に見れば安定的なリターンが期待できるのが人気のある理由です。

 そして、2018年頃からは相場環境が非常によく、多くのインデックス投資家が平均を上回るようなパフォーマンスを出しています。

出典 Googlefinance

 インデックス投資で人気のある指数の直近5年のパフォーマンスを見ても、15%~50%以上の暴騰率を出しています。

 この期間にインデックス投資をしていた投資家は大きく資産を増やしているということです。

 このような状況を受けて、長期のインデックス投資家からはやや極端な意見が挙がることも見受けられます。

 ・インデックス投資だけをしていればよい

 ・長期投資が最も資産形成に適している

 ・iDeCo、NISAを使っていないなんて情報弱者だ

 要約するとこのような意見ですね。しかし、誰しもがすぐに長期のインデックス投資などの株式投資をすればよいのかと言えば、そうでは無いというのが私の考えです。

 冒頭で資産形成には攻めと守りがあると言いましたが、実際には、「守りのさらに守り」に分類されるような資産形成方法があります。

 ・守りのさらに守りの資産形成方法とは

 ・資産形成で大切なのはディフェンス

 今回は資産形成についてこの2点を中心に触れてみたいと思います。

守りのさらに守りの資産形成方法とは

 守りのさらに守りの資産形成とは、節税、社会保険の知識といった支出を減らす取り組みです。

 株式投資をはじめとする攻めの資産形成というのは、リスクを取って収入を増やすということです。

 その攻めの部分のリスクを下げるのが預貯金などの守りの資産形成です。

 この2つは収入を増やすコントロールをしていますが、使えるお金を増やすには別のアプローチ方法があります。

 それが節税と社会保険の知識といった支出を減らす守りのさらに守りの資産形成です。

 節税であれば、各種控除を使うことです。

 ・ふるさと納税

 ・生命保険料控除

 ・医療費控除

 ・小規模事業共済(iDeCo)

 ・配当控除(株式投資をしている場合)

 ・損益通算(株式投資をしている場合)

 このような節税は確実に抑えておきたいところですね。特に、ふるさと納税は必須であると考えておく必要がありますね。

 そして、社会保険の知識も支出を減らすことに大きく役立ちます。

 ・厚生年金制度の理解

 ・高額医療費制度

 ・厚生障害年金

 ・厚生遺族年金

 ・傷病手当金

 ・出産育児一時金

 会社員や公務員などの厚生年金、健康保険加入者であれば、このような自身の社会保障制度で保障される範囲を知っておくことで、民間保険加入の支出を下げることに大いに役立ちます。

 このような節税や社会保険制度への理解というのは、お金をかけずとも支出を大きく下げる効果がある、守りのさらに守りの資産形成だということです。

お金を運用するだけが資産形成ではない。

YOHの考え

 今回は、お金をかけずともできる「守りのさらに守りの資産形成」について触れてみました。

 ・節税(各種控除)

 ・社会保険制度への理解

 お金をかけずともできる「守りのさらに守りの資産形成」はこの2つですね。このほかにも、節約も大切ですが、これは取り組み方に個人差がありますね。

 資産形成の目的は様々でしょうが、根本的なことは使えるお金を増やすということです。

 使えるお金を増やすということを考える場合、収入を増やすということに意識を向けがちになりますが、支出を減らすことでも収入を増やすことと同様の効果があるということです。

 そして、「守りのさらに守りの資産形成」は誰もがお金をかけずに取り組める方法です。さらに、金銭的にはノーリスクで行うことができるというところが非常に大きいですね。

 資産形成で最もよい手法は、ノーリスクでリターンを挙げることです。そして、ノーリスクで得ることができるリターンは小さくとも構わないということです。

 資産形成で株式投資をすることはよい取り組みであることに間違いはありませんが、それよりも大切なことは、確実なリターンをしっかりと回収しておくということです。

 ・節税、社会保障制度への理解によって、ノーリスクで支出を減らす

 ・リスクを取って株式投資をする

 この順番を間違えては資産形成は不安定になってしまう可能性が高いのですね。

 自分が資産投下する金融商品の調子が良い時は株式投資一本調子でよいのでしょうが、2022年のような下げ相場になると、株式投資は強みが薄れてしまうということです。

 リスクを取ってリターンを上げるだけが資産形成ではないということです。

 ・小さなリターンであっても金銭的にリスクがないのであれば、確実に抑えておく

 これが資産形成で最も優先するべきことで、その最たるものが「守りのさらに守りの資産形成」であると私は考えています。

 ご覧いただきありがとうございました。

 節税としてふるさと納税は確実に抑えておく必要がありますね。

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 資産形成においては、会社員や公務員でも確定申告に関わるようにしておく必要がありますね。納める税がない還付申請は2月を待つことなく行うことができます。

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 生命保険料控除についてはこちらで記事にしています。生命保険は保障内容が第一ですが、生命保険料控除を意識して選択するのもよいですね。

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