YOH消防士の資産運用・株式投資

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【収入と支出の管理は別物】家計簿は収支管理することには向いていない

家計簿は資産形成の基本

 資産形成するのに心がけることは、収入を下回る支出で生活をすることです。

 ・月の収入が最も多い時は30万円

 ・月の収入が最も少ない時は20万円

 このような世帯であれば、月の支出を20万円以下に抑えて生活する必要があるということです。

 ・残業ありきの収入

 ・ボーナスありきの収入

 このようなことは考えることなく、最も給料が少ないケースでも生活費が収入を上回ることなく生活することは資産形成の基本だということです。

 そして、そのような生活を送るために欠かせないのは家計簿です。

 しかし、家計簿の付け方は世帯によって異なっています。そして、家計簿とは入ってくるお金と出ていくお金の2つを管理することには不向きだというのが私の考えです。

 ずばり言ってしまえば、家計簿は収支ではなく、家計の支出だけを管理することに向いているということです。

 そして、その支出管理のために取り組む必要があるのが家計簿を付けるということですね。

 ・資産形成の基本

 ・家計簿をつける本来の目的

 今回はこの2点について触れてみたいと思います。

資産形成の基本

 資産形成の基本は自分の持っている資産を漏れなく把握することです。

 ・貯蓄

 ・株式

 ・債券

 ・暗号通貨

 ペーパーアセットとして分かりやすいのはこのようなものですね。

 これらが現在どれくらいあるのかを把握することによって、資産運用や資産形成の方法が変わってきます。そして、自分の持っている現物の価値を把握しておくことも大切です。

 ・不動産

 ・車

 現物で分かりやすいのはこのようなものですね。これらで大切なことは購入時価格ではなく現在の価格で把握することが大切です。

 ・10年前に3,000万円で購入した新築住宅

 ・5年前に300万円で購入して5万キロ走っているプリウス

 このようなものは購入時よりも価値が落ちているからですね。

 自分の資産を漏れなく把握するためには、これらのハードアセットは年1回は価値を確認しておく必要があるということです。

 しかし、これらを家計簿に入れて管理するのは必ずしも資産形成にプラスになるとは言えないということです。

家計簿をつける本来の目的とは支出の管理

 このようなリスク資産の把握はひと昔前までは非常に手間がかかるものでした。

 ・家計簿アプリ

 ・価格査定サイト

 しかし、現在はこのようなサービスを使えば非常に簡単に行うことができますね。

 特に、貯金や株式のようなペーパーアセットは家計簿アプリと銀行口座や証券口座と紐づけることによって、毎日のように確認することが可能です。

 家計簿アプリとしてはマネーフォワードなどが非常に有名ですね。

出典 家計簿アプリ マネーフォワードME

 マネーフォワードを使うとスマートフォンなどで簡単に収入と支出を把握することができ、自分の総資産(ペーパーアセット部分)を確認することができます。

 しかし、多くの世帯でここまで綿密に資産管理をすることは資産形成において必ずプラスに働くかと言えば、そうではないということです。

 ・株式などのリスク資産は毎日のように値動きがある

 ・家計の支出以外で毎日数字が変化する

 このようなことは家計簿の本来の目的を濁らせてしまう可能性があるということです。

 家計簿の本来の目的は月々の支出の把握であって、収入を把握することではありません。収支の両方を管理する必要は無いということです。

 ・毎月どの項目にどのぐらいの金額を使っているか

 ・決めた金額の範囲内で生活をすることができているか

 このような支出の管理に特化しているのが家計簿です。ここに毎日の収入を混ぜてしまうことは本質的ではないということです。

 ・株式の値動き

 ・株式の配当金

 ・臨時収入

 このようなことは家計簿ではなく、バランスシートなどによって管理する必要があるということです。そして、バランスシートのようなものは毎日付けて確認する必要はないということです。

必ずしも綿密に資産管理することがよいとは限らない。

YOHの考え

 私の世帯は夫婦がフルタイムで働いており、資産管理はそれぞれ別々に行っています。

 ・総資産額

 ・貯蓄額

 ・リスク資産保有状況

 お互いのこのようなことは把握していないということです。

 そして、家計の支出は共同で管理しています。管理方法はエクセルで作った家計簿に、レシートやカード使用明細を見ながら手打ちで入力していく方法です。

 ・家計簿アプリ

 ・家計管理ソフト

 家計簿をつける本来の目的である支出の管理において、このようなものは収支が管理されてしまうので、デメリットが多いと感じているということです。

 ・毎月の生活費を決めておく(月〇〇万円)

 ・基礎生活においてその金額を目安にして生活をする

 ・決めた生活費を上回った場合、それぞれの支出を洗い出す

 ・支出を下げるか、生活費を上げるかを考える

 YOH世帯ではこのようなことのために家計簿をつけています。総資産やリスク資産の把握には家計簿は必要無いということです。

 家計簿の本質的な役割とは支出の管理です。

 それも、突発的な費用や浪費ではなく、基礎的な生活にかかるお金をだけを把握できればよいということです。

 ・家計簿アプリと証券口座を紐付けて日々総資産を確認

 ・今月はリスク資産の増加を含めて〇〇万円資産が増加

 このようなことは日々の支出を管理する家計簿で行うのではなく、別に行う方が家計の支出を管理するには分かりやすいということです。

 マネーフォワードは私も使っていますが、そこには夫婦共同の銀行口座やクレジットカードなどの日々の支出に使うものとは紐づけをしないようにしています。

 ・証券口座

 ・自分だけが使う銀行口座

 このようなものだけを紐付けて総資産だけを管理しています。

 そして、マネーフォワードを確認するのは多くても月に1回程度です。リスク資産によって数字の動きがある総資産を頻繁に確認することに意味が無いからですね。

 資産管理方法は世帯によって異なります。しかし、家計簿をつける上で最も大切なことは支出の把握です。

 ・日々のリスク資産の増減

 ・毎月の総資産の増減

 このようなことを日々の支出と混同して管理することは、全ての世帯にとって良い方向に作用することはないということです。

 ・総資産を確認することで資産形成のモチベーションが上がる

 ・総資産を参考にして月々の支出管理をする

 このような世帯では収支を合算して管理する方がよいですね。これは個人の考え方によって異なります。

 家計簿アプリは非常に便利で資産管理に欠かすことはできませんが、それで全てを管理することは、家計簿本来の目的を見失う可能性があるということです。

 ご覧いただきありがとうございました。

 YOH世帯では資産形成は夫婦別々で行っています。その方が上手くいっているということです。

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