YOH3姉妹
私には3人の娘がおり、このブログではYOH3姉妹として度々登場しています。
・遺伝子
・生活環境
このようなものは同一なのですが、考え方や性格は各自異なってる部分が多々あります。
親の私が言うのもなんですが、それぞれが非常に個性的ですね。
そして、その個性的な部分というのは、妻からの影響を多分に受け継いでいると私は考えています。
というのも、私の妻は普段は非常にしっかりとしているのですが、いきなり突拍子もないことを相談してきたりします。
つい最近、妻から真剣に相談されたのが、「娘がハーバード大学に入りたいと言ったらどうしよう」というものでした。
冗談であれば、軽くそつのない受け答えをして会話を終わらせるのですが、かなり真剣だったので、私は「ちょっと調べて考えないと回答できないから数日待って」と言い、自身の中でああでもない、こうでもないとかなり真剣に考えました。
・娘がハーバード大学に入りたいと言ったらどうするか
・実際に娘がハーバード大学に入ることができるか
今回は私の考えを中心に、この2点について触れてみたいと思います。
娘がハーバード大学に入りたいと言ったらどうするか
まず、ハーバード大学について軽く触れておきます。
・アメリカのボストン近郊にある私立大学
・偏差値80
・入試合格率5.4%
・大統領やノーベル賞受賞者を多数輩出
・筆記試験は無く、面接試験重視(筆記はできて当たり前という前提)
・毎年の日本人入学者は0人~5人ほど
このような大学であることから考えると、世界で最も入学して卒業することが難しい大学のひとつであることは明らかです。
そのため、我が娘が超名門のハーバード大学に入る(入試で合格する)ためには、大きくわけて以下の5つの要素が必要です。
1 生まれ持った才能
2 才能を活かすため自走できる能力
3 才能を発揮できるだけの学習環境
4 有効な学習方法の習得
5 人物像を磨くための豊富な経験
これらを幼少期から兼ね備えておく必要があります。
受験勉強というのは、3の「才能を発揮できるだけの学習環境」や4の「有効な学習方法の習得」、5の「人物像を磨くための豊富な経験」というのが重視されがちです。
・親による教育
・学習塾
・習い事
このようなことでそれぞれを高めていくということですね。
しかし、ハーバード大学のような超名門大学に入学するためには、1の「生まれ持った才能」や2の「才能を活かすために自走できる能力」の方が遥かに重要だというのが私の考えです。
ずばり言ってしまえば、「生まれ持った才能」や「才能を活かすために自走できる能力」が無ければ3~5をどれだけ高めてもどうしようもないということです。
そして、「生まれ持った才能」や「才能を活かすために自走できる能力」というのは、先天的な要素が極めて大きく、親の努力や各自の学習と行った後天的な要素でどのようにかできるものではありません。
勉強というのは、かけた時間やお金、個人の努力の量に比例して結果が伴うわけではないからですね。
・学校の授業だけでテストは毎回高得点
・学習塾に通っているが、成績はパッとしない
こどもの学業については、このようなことはありふれています。
そして、このことを親がしっかりと理解しなければ、ハーバード大学入学のスタートラインにすら就くことができないということです。
eduJUMP!の調査によると、2022年度時点で14名の日本人がハーバード大学に在籍しています。
このような狭き門であることを考えると、ハーバード大学に合格するためには、1の「生まれ持った才能」と2の「才能を活かすために自走できる能力」というのが絶対条件だということです。
しかし、才能という言葉は便利な言葉で、努力を諦める言い訳に使うこともできます。
そのため、親としては娘が「ハーバード大学に入りたい」と言うのであれば、娘に才能があると信じて、3の「才能を発揮できるだけの学習環境」、4の「有効な学習方法の習得」や5の「人物像を磨くための豊富な経験」をしっかりと与えてやる必要があるということです。
YOHの考え
今回は「娘がハーバード大学に入りたいと言ったらどうするか」ということについて考えてみました。
実際に我が娘たちは、学校の勉強についていけてないということはなく、それなりの成績ではありますが、ハーバード大学に入学するような才能や自走できる能力があるかと考えると、超絶的に無理がある、というのが親としての評価です。
・勉強はそれほど好きではなさそう
・勉強よりも習い事のスイミングに行く時の方が明らかにイキイキとしている
我が娘は3人ともこのような感じで育っているからですね。
そして、最も根本的なことを言ってしまえば、今のところ我が娘たちはハーバード大学に興味は全くなさそうです。
このようなことを妻に懇切丁寧に説明したところ、完全に腹落ちした様子ではなさそうでしたが、「娘がハーバード大学に入りたいと言ったらどうするか」ということを相談してくることはなくなりました。
ハーバード大学というのは非常に極端ですが、大学教育というのは子育ての中でも、最も悩ましい問題のひとつです。
私自身は娘たちが無理に大学教育を受ける必要は無いと考えています。
・何となく大学に行く
・周りのみんなが大学に行くから
このようなことはして欲しくない、というのが親としての考えです。
これは、私の人生の失敗談からくるものですね。
私自身が高校3年生の時を思い返せば、「周りのみんなが大学に行くから」という漠然とした理由だけで大学進学という選択以外を持つことが無かったということです。
・就職する
・手に職をつける
このような選択肢というのを全く考慮しなかったというのは、自らの可能性を狭めてしまっていたのではないか、と今になって感じるからですね。
大学を出て、消防職員として働いている今の人生には大変満足していますが、人生の選択を極端に狭めていた自分が未熟だった感じるということです。
そして、このようなことを娘たちにはして欲しくないということです。
・このような勉強をどうしてもしたいから大学に行きたい
・このような仕事に就きたいから大学で専門的に学びたい
娘たちが大学で学習することを望むのであれば、このような明確な目標や決意を持って進学して欲しいと考えています。
ご覧いただきありがとうございました。
大学進学に限らず、こどものためには教育資金を捻出する必要があります。教育資金の考え方についてはこちらで記事にしています。
大学教育の資金を用立てる方法のひとつとして、ジュニアNISAなどは使い勝手がよいですね。
大学教育は多くのお金がかかるため、奨学金を使うという選択肢は有効です。そして、奨学金は働いてから返済していく必要があります。その際に考えなければならないのが、奨学金の利子についてですね。