YOH消防士の資産運用・株式投資

消防士の資産運用、株式投資、仕事について紹介しています。

2種類ある消防士の仕事ミスと株式投資の関係性について

[:contents

消防士の仕事とは

消防士の仕事は主に2種類あります。

 ・事務仕事

 ・災害従事

 細分化すると数限りないのですが、ほぼ全ての仕事はこの2種類に大別できます。消防士=災害従事というイメージが世間一般的ですが、事務仕事も内容は多岐にわたります。

 ・会計事務

 ・広報事務

 ・企画立案

 ・公文書作成

 ・防火対象物の違反是正

 ・議会対応

 ・電話対応

 ・打ち合わせ

 ・会議

 消防士として仕事について、事務仕事をしている内に、事務仕事のみをする部署を希望される職員も多数います。

仕事のミス

 事務仕事、災害従事活動問わず仕事のミスは必ず起こります。

 ・誤字脱字

 ・機材の点検ミス

 ・書類の添付不足

 ・災害現場で指示通りに動くことができなかった

 このようなミスを経験したことのない消防士はいないでしょう。このような仕事のミスは2種類に分けることができます。

 ・考えて行動して失敗したミス

 ・考えずに行動して失敗したミス

 考えて失敗したミスはいいミスですね。失敗を気にする必要はありません。自分でミスの説明ができるからですね。

 「自身でこのように考えて行動した結果、うまく行きませんでした。」というミスは改善点を比較的容易に洗い出すことができます。人の行動には理由の説明が重要です。

 私の考えになりますが、自分自身で行動の合理性を説明できるのであれば、周囲に迷惑をかけないなどの条件はありますが、どんな行動を取ってもいいと考えています。そして、部下にもそのように指導をしています。そうしないと積極性が失われる場合があるからですね。

 一方で考えずに行動して失敗したミスは悪いミスですね。

 ・前任者がこのようにやっていた

 ・暗黙の了解で決まっている

 ・先輩の言われるがまま、自分で考えずに行動した

 悪いミスは自分自身を成長させてくれません。自分自身の考えが仕事に入っていないからですね。災害現場では様々な人からいろいろなことを要求されます。

 ・こっちに放水して欲しい

 ・梯子を持ってきて欲しい

 ・車両を移動させて欲しい

 様々なことを要求されますが、大切なことは自分自身で考えることです。自分自身で考えた結果、「その命令は聞くことができない」と判断すれば、命令に応じる必要はありません。

 その代わりに、命令に応じることができなかった合理的な説明が求められます。

 ・火勢が強いのは側面なので、放水場所を変えることはできない

 ・持ち場を離れることは危険なのでできない

 ・車両を移動させると後で他の車両の通行障害になる

 自分自身で理由を言えることは非常に重要です。これができない失敗はしてはいけないのです。

f:id:fire-money:20210926195331j:plain

大切なことは頭を使って行動すること。他人に惑わされてはいけない

株式投資でも理由は必要

 株式投資において重要なのは理由を説明できることです。

 ・株式投資をする

 ・米国株式に投資する

 ・長期投資をする

 ・分散投資をする

 ・投資信託を積み立て購入する

 ・VTI、SPY、VOO、VYMを購入する

 なぜこのような投資をするのかを自分自身で考えて順番に説明できる必要があります。米国株式投資をする理由があるから、VYMを購入するのであって、いきなりVYMを購入する、という結論だけに行きつくことは本質的ではありません。

 そのような軸が定まらない株式投資をしてしまうと、短期的には成果を出すことはできるかもしれませんが、30年以上という超長期投資では成功する確率を落としてしまいかねません。本質的なものに目が行かなくなり、安定した長期投資をすることが難しくなるからですね。

 消防士の仕事に限らず、仕事は選択の連続です。誤った判断をすることは誰にでもあります。完璧に仕事をこなせる人は存在しないのです。完璧主義者は完璧を求めているだけであって、完璧に仕事をこなせるわけではないのですね。大切なことは、「判断した理由を自分自身で説明できる」ということです。

 自分自身が考えて選択したことでミスが起こっても問題ありません。修正は容易に行うことができるからです。しかし、考えることなく選択したミスは避けなければなりません。

 これらは株式投資においても同じなのです。