YOH消防士の資産運用・株式投資

消防士の資産運用、株式投資、仕事について紹介しています。

2022-01-01から1年間の記事一覧

【質問回答】なぜNasdaq総合指数ではなくS&P500指数なのか

先日アップした「【詳しく解説・S&P500配当貴族指数】Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)は資産投下に値するか」という記事で質問を受けました。 質問を要約するとこのような形になりますね。私は長期投資においては、配当金よりも成長性を重…

【詳しく解説・S&P500配当貴族指数】Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)は資産投下に値するか

日興アセットマネジメントが取り扱っている投資信託として「Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)」が10月28日から各証券会社で販売されています。 配当貴族というのは、長期に渡って増配している企業のことで、米国ではそのような株式を集めて…

【下落の最長期間とは】S&P500どこまで下がるのか

2022年に入ってから全米株式指数をはじめとする米国の株式指数は大きく値を下げています。 出典 Googlefinance ・TOPIX(日本) -5.34% ・S&P500(アメリカ) -18.67% ・DAX30(ドイツ) -17.34% ・CAC40(フランス) -27.27% ・FTSE MIB(イタリア…

【レバナスETFが東証初登場】iFreeレバレッジNasdaq100(2869)について詳しく解説

2022年11月16日に大和アセットメント株式会社の取り扱ってる「iFreeレバレッジNasdaq100(2869)」が東京証券取引所で取り扱われることになります。 Nasdaq100をベンチマークとしている東証上場のETFには2568(為替ヘッジ無し)や2569(為替ヘッジ有り)、28…

【運用期間40年】つみたてNISAの出口戦略について

公務員や会社員が株式投資として取り組みやすいのはつみたてNISAとiDeCoです。 ・少額からはじめることができる ・運用益に対して非課税 ・金融商品が厳選されている つみたてNISAとiDeCoにはこのような特徴があるからですね。最も大きいのは運用益が非課税…

日経平均株価や東証株価指数のインデックス投資をおすすめできない理由とは

長期の株式投資において資産投下先となり得るのがインデックスファンドです。インデックスファンドとは、運用目標(ベンチマーク)を指標としている投資信託やETFです。 誰でも聞いたことのあるような指標で言えば、日経平均株価や東証株価指数などがありま…

XYLDとVOOの比較から考えるカバードコール戦略

株式投資の手法のひとつとして、カバードコールがあります。原資本を保有しながらその原資本のコールオプションによって、売りから入る投資手法です。言葉にするとややこしく感じますが、仕組みは非常に単純です。 ・指数が下がった時にも利益を出すことがで…

【わかりやすく解説】税制調査会による退職所得控除の見直しについて

10月18日に行われた第19回税制調査会の中で議題のひとつとして挙がったことが話題になっています。その議題とは「退職控除を見直す」ということです。 この財務省が行っている税制調査会というのは、財務省が主体となって行っており、現在の税制調査会は2020…

なぜ米国株式のインデックス投資は会社員や公務員と相性がよいのか

インデックス投資の投資先として重要なのは長期的に成長することです。長期的に見て成長が期待できない指数に投資をしていてもインデックス投資で勝つことはできません。その点においては、米国株式インデックスファンドは最も優れている投資先のひとつです…

上昇下降を繰り返しながら資産増加していくということ

今年があと2カ月ほどで終わろうとしており、資産運用のパフォーマンスが見通せる状態になってきました。 今年は株式市場が低調だったこともあり、指数に連動するインデックス投資をしていた投資家の方のパフォーマンスというのはよいものではないですね。 私…

【ちょっと100万円頂戴よ】年金納付年齢引き上げについての質問回答

以前投稿した記事に質問をいただきました。 このような質問をいただいたので、私なりに回答させていただきます。この質問内容の記事はこちらです。 fire-money.hatenablog.com 質問者様は年金制度をよく理解されている方で、現在の年金制度では60歳で定年退…

【最もおすすめはどれか】SBI・Vシリーズについての紹介

株式投資で大切だと言われているのが分散投資です。投資対象を分散しておけばひとつの銘柄が大きく下落しても資産状況に及ぼす影響が少ないからですね。「卵をひとつの籠に盛るな」という投資格言はあまりにも有名です。 しかし、自身で個別銘柄を分散して購…

【批判する前に数字を確認】年金納付年齢が65歳に引き上げられることについて

国民年金の保険料納付期間延長に関するニュースが先日報道されました。内容は「国民年金の納付期間を40年から45年に延長することを検討する」というものです。 現在、国民年金は満額受給するなら40年間納付する必要がありますが、それを5年間延長するという…

【高所得者なら1億円以上】社会保険は強制加入の保険商品

公務員・会社員は厚生年金に加入しています。 ・年収600万円(標準報酬月額44万円) ・厚生年金掛金48万3210円/年 ・65歳からの受給額約121万円/年 平均的な公務員はこのような掛金と支給額になりますね。厚生年金は国民年金とは異なり、年収が多ければ掛金…

FIREするために欠かせない条件とは

この数年でFIRE(経済的自立、早期退職)は説明の必要が無いほど、世間的に浸透した言葉となりましたね。 ・40代で会社を退職 ・それまでに蓄えた資産で自分の好きなことをして生活する このような生き方は、ひと昔前までは誰もが考えもしなかった生き方です…

高所得世帯ほど資産運用をしなければならない

国税庁の統計データによると、日本の平均年収は461万円となっています。 ・男性 567万円 ・女性 280万円 男女の差はこのようになっています。男女差があるのは、女性の中にはパートタイムジョブの割合が多いからですね。会社員、公務員などの給与所得者とい…

【これでもFIREしますか?】今年4%ルールでFIREしていればどのような資産状況になっているか

FIREの指標となっている考え方のひとつに4%ルールというものがあります。 ・債券50%、株式50%の割合で資産を保有する ・資産を4%ずつ取り崩して生活する ・30年後には97%の確率で資産が残っている ・30年後には資産が約3倍になって残っているのが中央値…

投資初心者には投資信託とETF、どちらが資産形成に向いているか

長期のインデックス投資をはじめて悩むポイントのひとつになるのが「投資信託とETF」どちらを購入するのがよいか、ということです。どちらも手軽に分散した株式を購入できるので、長期投資家のみならず大変人気があります。 長期投資家で投資家で投資信託やE…

コアサテライト戦略で大切なこと

資産運用の方法のひとつにコアサテライト戦略があります。運用資産をコア(中心)とサテライト(衛星)に分けて運用するという方法です。 ・コアには守りの資産を置く ・サテライトには攻めの資産を置く 一般的にはこのように言われているのがコアにサテライ…

10月からのiDeCo改正ポイントと加入者が行うべきことについて

iDeCoは厚生労働省が管轄している個人型確定拠出年金の略称で、自分自身で年金の3階部分をつくる制度です。 ・毎月掛金を拠出する ・投資信託などで運用する ・将来年金や一時金として受け取ることができる ザックリと言えばこのような制度です。これだけで…

NISA制度の恒久化と金融所得課税強化について

岸田首相は9月22日のニューヨーク証券取引所でNISAの恒久化が必須であると、講演で触れました。これは、4月~5月にかけて行われた外遊先のロンドンで「インベスト・イン・キシダ」という発言からさらに踏み込んだ内容となります。 ・人への投資 ・科学技術、…

【自分で鍛えることができる】資産形成に大切な3つの年齢とは

日本企業の給与形態というのは、年齢とともに年収が上がっていくことがスタンダードです。 ・完全出来高制 ・能力に応じた年収増加 このような給与形態をとっている企業というのはマイノリティで、多くの企業は程度の差こそあれ、年功序列による給与形態を維…

株価下落時に有効な積立方法とは

2022年も4分の3が過ぎようとしていますが、株式市場は我慢の相場が続いています。 ・米国の利上げ ・世界各国のインフレ進行、インフレ拡大 ・ウクライナ情勢 新型コロナウイルスについては終わりが見えつつありますが、このような状況で株式市場は停滞して…

証券口座を休眠口座にしないために抑えておくべき2つのポイント

資産運用には様々な種類がありますが、最もとっつきやすいものは株式投資です。 ・新規参入のハードルが極めて低い ・少額からはじめることができる ・書籍やネットで情報を得やすい ・国からの後押しがある(NISA制度・iDeCo) 株式投資にはこのような特徴…

【2022年10月から変更・年間18万円の負担増】106万円の壁について

資産形成のために欠かすことができないのが、法律の範囲内で節税を行うことです。年収が同じであっても、税金を払う額が少なければ手取り金額が増えるからですね。 そして、このような節税は自営業やフリーランスの方だけに限った話ではありません。扶養内で…

【心底かわいそうだと感じる】荻原博子氏とひろゆき氏の金融討論について

8月にABEMAで放送された金融討論の動画がYouTubeにアップされて非常に話題になっています。私も先日見たのですが、非常に衝撃的な内容でした。 www.youtube.com 見ていない方は是非見ていただきたいのですが、内容としては数人のコメンテーターが投資につい…

【NYダウ1,200ドルの下落】株式投資には耐えるべきリスクがあるということ

9月13日の米国株式市場でダウ工業株30種平均が1,276ドルの反落したことは世界の株式市場に大きな影響を与えました。 ・KOSPI(韓国総合株価指数) 2.41%下落 ・日経平均株価 2.78%下落 ・上海総合指数 0.8%下落 それを受けた9月14日のアジア圏の代表的な…

【5,000万円を食いつぶした実例紹介】資産運用の利益や老後資金を食いつぶすのは、こどもだということ

現在の日本の平均寿命は男性で81歳、女性で87歳です。しかし、平均寿命は年々上昇しています。 ・治安の良さ ・社会保障制度の充実 ・医療の発展 平均寿命が伸びている原因としてはこのような理由があるからですね。特に日本は社会保障制度が充実しています…

6,000万円を遺産相続した後輩の話

親にある程度の資産があるというのは、人生の方向性を左右する要素になり得ることがありますね。 ・借金があり、自分の生活がおびやかされる ・経済的な援助を求めてくる このような状況におかれている方というのは確実に存在します。一方で親が十分に資産形…

S&P500連動投資信託の比較について

株式投資の方法は人によって異なりますが、万人におすすめできる方法として挙げられるのが、S&P500連動の投資信託を積み立てる長期投資です。 長期の株式投資の基本は、長期的に見て価値の上昇する国に資産投下することです。そして、そのような国というの…